7.男性不妊の最後の砦へ
近所のクリニックで女性の一通りの検査、大学病院での遺伝子検査などを受けました。これといって納得のいく答えが得られなかったことから、ダイヤモンドゆかいさんの本https://amzn.to/2zHtdYWで見た、男性不妊に関して日本一なのではないかと言われているセントマザーの院長の田中温先生にメールをして相談してみました。
東京に月に一回、カウンセリングにいらっしゃるということで東京カウンセリングを予約しましたが、院長先生からは、九州にきて!うちで検査させてほしい!と返信をいただきました。不妊が発覚してから3ヶ月目に、セントマザーの予約を取りました。
旅行がてら✈️北九州のセントマザーへ。
→→続く。
6.誘発にともなう副作用
いざ、誘発をスタートするとクロミッドやhmg製剤などを投与します。
とにかく吐き気、めまい、頭がぼーっとする、計算すらもできなくなる自分がいました。
ようやく採卵までたどり着くと、もうお腹はパンパン。座る、咳をするだけでもお腹が苦しくなります。
採卵では、無麻酔、部分麻酔、全身麻酔全てを経験しました。全身麻酔以外は正直死ぬほど痛いです。
ながーい針で何度も何度も刺されるなんて、耐えられずに全身麻酔を希望するようになりました。クリニックによってだと思うのですが、うちのクリニックでは全身麻酔を選択した地点で、50000円以上取られてしまいます。
何より恐ろしいのは…
OHSS!!!!!!!!!!!!
です。
何かというと…卵巣過剰刺激症候群(OHSS) 体外受精を行う際には、一度に複数の卵子を採取するため排卵誘発剤を使用します。 卵巣は本来親指大の大きさですが、排卵誘発剤で卵巣を刺激することにより卵巣が腫れ、腹水やときに胸水などの症状が起こり、悪化すると血液が濃縮され電解質の異常や血栓症を起こす場合があります。
そうなんです。血栓ができて死に至るかもしれない恐ろしい副作用。
私は入院2回。入院一歩手前が2回ありました。
この苦しさ、なった人しか分からないですよね。
痛くて歩けません。寝返りを打つとお腹に溜まった水のせいか激痛が走る…
お腹は妊婦さんのようにパンパン…
多嚢胞の人に多く見られるそうです。
5.誘発方法〜その2〜
※低刺激法→
低刺激法は卵巣機能が極端に低下している方を除く、ほぼ全ての方に行うことが出来ます。
内服薬の種類や注射の方法には多くのやり方がありますが、当院では雙葉会式(modified mild ovarian stimulation)と称した方法を中心に行います。当院の場合、内服の排卵誘発剤を併用することで、月経時からしばらくの間、排卵誘発剤の注射を行わないか、行っても1日おきであるなど、注射の回数を減らした卵巣刺激方法です。
⭐︎メリット⭐︎
注射の回数が少ないため、身体的・精神的・経済的が負担少ないこと。
卵巣過剰刺激症候群のリスクが比較的低い。完全自然周期より採取できる卵子が多いため、受精卵が得られる可能性が高い。
🆖デメリット🆖
1回の採卵で得られる卵子の数が調整卵巣刺激周期と比べて少ない可能性がある。調整卵巣刺激周期と比べて採卵数が少ないため、凍結胚が得られなかったり、得られても数が少ない可能性がやや高い。調整卵巣刺激周期と比べて再度の採卵が必要となる可能性がやや高い。
※エストロゲン補充法→
卵巣機能の低下が明らかになってきている方に用います。体内のホルモン環境を改善し、チャンスを待ちます。内服薬でゆっくりとした刺激を併用します。
⭐︎メリット⭐︎
体内のホルモン環境を改善していく治療のため、完全自然周期に比べて卵子が得られる可能性が高まる。
卵胞が見えてくれば刺激が開始可能。
デメリット
1回の採卵が得られる卵子の数は通常1-2個。卵子が得られない場合も多くある。1周期にかなりの時間を要すことがある。卵巣機能が低下している方に適している。
※完全自然周期法→原則として経口、注射にかかわらず、排卵誘発剤を使用しない方法です。ただし、採卵前の排卵を防ぐためにアンタゴニストを用いたり、育ってきた卵胞を後押しするためhMGを使用することもあります。 「ホルモンバランスがよくない、卵巣予備能力が低いなどで、卵巣刺激をしても複数の卵子が採取できる見込みがない場合」「刺激周期や低刺激で妊娠しなかった場合」などに主に行いますが、基本的には自然排卵があれば、どなたにでも行える方法です。
⭐︎メリット⭐︎
身体的・経済的な負担を最も軽減できる。毎月採卵できる。受精卵ができ、胚移植ができれば、胚移植あたりの妊娠率は他の方法と遜色なし。
🆖デメリット🆖
卵胞が原則1個のため、「採卵前の自然排卵による採卵キャンセル」「採卵しても卵子が採取できない」というリスクが他の方法よりも高い。卵子が採取できても、その1個が受精しなかったり、育たなければ移植できない。
以上ネットより抜粋
誘発中は、とにかく体調の悪い日が続きます。冷えピタはかなり活用しましたが、キンキン冷凍庫冷えピタは強烈でした。↓笑
4.誘発の方法
※アンタゴニスト法→月経2、3日目よりhMG注射(卵を育てる注射です)を開始します。一番大きい卵胞の直径が14mmを超えたら、アンタゴニスト(ガニレストまたはセトロタイド)を併用していきます(腹部皮下注射)。卵胞が充分発育して採卵が決定するまで継続していきます。
⭐︎メリット⭐︎
下垂体ホルモンの抑制をしないので、アゴニスト法に比べ、卵胞が発育しやすい。下垂体抑制が一時的。OHSSのリスクがある場合、卵子成熟をアゴニスト点鼻薬で行えるので安全(hCGは必要なし)。
🆖デメリット🆖
アンタゴニストの作用により、卵胞の発育にブレーキが掛かってしまう可能性。
アンタゴニストが高額であるため、卵胞発育が遅い場合は、費用が高くなる。
アゴニスト法に比べ、排卵してしまう可能性がわずかにある。
※ショート法→卵巣機能が軽度低下していたり、他の方法で妊娠しなかった場合などに用います。最も強い刺激方法とも言えます。年齢やAMHを参考にして、この強い刺激に反応する可能性のある方に対して行います。
⭐︎メリット⭐︎
アゴニスト開始直後の下垂体ホルモンのフレアアップ(使用直後はアクセルがかかります)をそのまま卵胞発育に利用できる。
🆖デメリット🆖
卵巣予備能が低い場合は、抑制が効きすぎて卵胞発育が悪くなる。卵巣予備能が低い場合は、不必要な注射が増えてしまう。卵子成熟にアゴニスト点鼻薬を使用できず、HCGを使用するため、卵巣過剰刺激症候群になる可能性がある。
※ロング法→卵巣機能が比較的保たれている方に行います。治療周期の前の周期に、必ず準備の周期(前周期)が必要です。
⭐︎メリット⭐︎
準備周期をつくり、下垂体を完全に抑制してからの排卵誘発のため卵胞発育が均一になる。下垂体ホルモンを完全に抑制してから排卵誘発剤を開始するため、排卵してしまう可能性がほとんどない。このため、採卵日のコントロールが容易。
🆖デメリット🆖
下垂体ホルモンが完全に抑制されるため、注射量が多くなる。
卵巣予備能が低い場合、卵胞が育たない。前周期の準備が必要(計2周期必要)。卵子成熟法にアゴニストを使用できず、HCGを使用するため、卵巣過剰刺激症候群になる可能性がある。
以上ネットより抜粋
→→続く。
3.さてどうしよう…
まずは、不妊治療についてネット検索…
以下 ネットより抜粋
※タイミング法→超音波やホルモン検査などで排卵日を推定し、性交日を指導する治療法です。特に排卵障害や排卵日が不安定な方に効果があります。排卵がうまくできない人には排卵誘発剤を使用することがあります。
※人工受精→子宮内に調整した精子を直接注入する方法です。“人工”とついていますが、精子が子宮頚管部を近道できる以外はほとんど自然妊娠と変わりありません。
※体外受精→人工授精を5-6回やって妊娠できなかった方は、残念ながら人工授精で妊娠できる可能性はかなり低くなります。ふりかけ方式と顕微授精があります。
※顕微授精→顕微授精とは、なるべく形がよく運動性も良好な厳選した精子を、顕微鏡下で細い針(直径0.01㎜)にて吸引し、直接卵子に注入し受精させる方法で、細胞質内精子注入法(ICSI:イクシー)と呼ばれています。 現在、日本全国で出産される体外受精児の約60%はこの顕微授精による妊娠です。
なんと、運動率も生存率も低い我が家の場合は、全部すっ飛ばしての顕微授精でした。
その為には、ツライツライ誘発の注射を連日打ったり、お薬を飲んだり…この期間がホントにホントにツライです。。
※採卵→卵巣内にある卵胞の位置を超音波像で確認して、採卵針を刺します。
そして、卵胞液を抜き取ると卵子を採ることができます。
この一連の手技を「採卵」といいます。
をしないといけません。
手順としては、
1.排卵誘発を行って卵巣を刺激する
2.卵巣内にある卵胞に針を刺して卵子を採取(採卵)する
3.体外受精または顕微授精で精子と受精させる
4.受精卵を培養液につけて3~5日発育させる
5.子宮内へ戻す(胚移植)
このような流れになります。
→→次は、誘発の仕方、方法について触れたいと思います。
2.不妊の発覚…
偶然にも総合病院で私が検診を受けた時に旦那も付いてきてくれた。その時医師から子供を望んでるのかを聞かれた。ふと、結婚から2年くらい経っているのに子供ができないとその時に改めて考えるきっかけに。でも、まさか、うちが。そして、女性側の原因だけだと思っていた私は、軽い気持ちで勧められた『精液検査』を受けてもらった。軽い気持ちだったので、おー、これが噂の精液検査!とワクワクしてた自分がいました。
そして、私の検査結果を聞きに行く時に、突然診察室ではなく別室に呼ばれた。『旦那さんが深刻です。』と。
え?なに?本当に意味が分からなかったのでぽかーんとしていると、『精子がいません。妊娠は難しいかもしれません。』と伝えられ、目の前が真っ白になりました。ショックで帰りもどうやって帰ったのか分からないくらいでした。
旦那もショックが隠しきれないようでずっと黙ってうつむいていました。
そこから、『無精子症』を知らべ始めると、そこにはとても恐ろしい治療の内容が書いてありました。それでも授かれるか分からない…
そして、ダイヤモンドユカイさんの無精子症の本を読んで、九州のセントマザーという病院が男性不妊に特化していることを知りました。しかし、東京に住んでいる私は、『九州って…新幹線でも6時間くらいかかるし、飛行機だし。遠いし無理。』と思いました。セントマザーのホームページを見ていると、院長先生に直接メールができるというので、早速悩みを伝えてみました。東京にも月に1回行っているとのことでそこでのカウンセリングを希望しましたが、『是非うちの機械を使って検査してもらいたい』と。
勇気を振り絞って院長指名し、旅行がてら九州に行くことに…。
→→→続く。
ダイヤモンドユカイさんの本。
たくさん読ませていただき、勇気をもらいました。この本に出会わなければ北九州に行くこともなかったです。
1.はじめに…
そもそも自分たちが不妊だと思っていなかった…
まさかまさか、自分たちが…
きっとみんなそうですよね。
※不妊の定義 2年→1年へ 2015年
妊娠を希望しながら一定期間妊娠しない「不妊」について、日本産科婦人科学会これまで「2年」を一般的としてきた妊娠が成立しない期間を、「1年」とした。
ネットより抜粋
今や妊娠を望むカップルの6組に1組は不妊の時代…
晩婚化もありますよね。仕事が安定してくる30代後半、ようやくいよいよ結婚か…と結婚をし、結婚をすれば次は子供、そしてマイホーム、2人目…どこまでもゴールは一向に見えないのです。
これから妊娠🤰を考えている皆様。
排卵検査薬を使った自然妊娠が思うようにいかない場合は早期にクリニックでの検査を受けることをオススメしたい。
→正確で分かりやすいです。そして量が必要です。
精液検査も同時に行ってほしい。
男女どちらにも原因があることを分かっていただきたいです。
次からは私について、うちの場合についてを書いていきます。