hoshizora815’s blog

☆不妊治療からの第一子→第二子不妊治療難航中☆

4.誘発の方法

※アンタゴニスト法→月経2、3日目よりhMG注射(卵を育てる注射です)を開始します。一番大きい卵胞の直径が14mmを超えたら、アンタゴニスト(ガニレストまたはセトロタイド)を併用していきます(腹部皮下注射)。卵胞が充分発育して採卵が決定するまで継続していきます。

⭐︎メリット⭐︎

下垂体ホルモンの抑制をしないので、アゴニスト法に比べ、卵胞が発育しやすい。下垂体抑制が一時的。OHSSのリスクがある場合、卵子成熟をアゴニスト点鼻薬で行えるので安全(hCGは必要なし)。

🆖デメリット🆖

アンタゴニストの作用により、卵胞の発育にブレーキが掛かってしまう可能性。
アンタゴニストが高額であるため、卵胞発育が遅い場合は、費用が高くなる。
アゴニスト法に比べ、排卵してしまう可能性がわずかにある。

 

※ショート法→卵巣機能が軽度低下していたり、他の方法で妊娠しなかった場合などに用います。最も強い刺激方法とも言えます。年齢やAMHを参考にして、この強い刺激に反応する可能性のある方に対して行います。

⭐︎メリット⭐︎

アゴニスト開始直後の下垂体ホルモンのフレアアップ(使用直後はアクセルがかかります)をそのまま卵胞発育に利用できる。

🆖デメリット🆖

卵巣予備能が低い場合は、抑制が効きすぎて卵胞発育が悪くなる。卵巣予備能が低い場合は、不必要な注射が増えてしまう。卵子成熟にアゴニスト点鼻薬を使用できず、HCGを使用するため、卵巣過剰刺激症候群になる可能性がある。

 

※ロング法→卵巣機能が比較的保たれている方に行います。治療周期の前の周期に、必ず準備の周期(前周期)が必要です。

⭐︎メリット⭐︎

準備周期をつくり、下垂体を完全に抑制してからの排卵誘発のため卵胞発育が均一になる。下垂体ホルモンを完全に抑制してから排卵誘発剤を開始するため、排卵してしまう可能性がほとんどない。このため、採卵日のコントロールが容易。

🆖デメリット🆖

下垂体ホルモンが完全に抑制されるため、注射量が多くなる。
卵巣予備能が低い場合、卵胞が育たない。前周期の準備が必要(計2周期必要)。卵子成熟法にアゴニストを使用できず、HCGを使用するため、卵巣過剰刺激症候群になる可能性がある。

以上ネットより抜粋

→→続く。